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CUT機能で動作するNC制御の工作機は、
レーザー加工機、ワイヤーカット加工機、ウォータージェット加工機等です。
※Ver9.17からテーパー加工G51G52に対応
ユーザー様に分かり易く理解して頂く為、一番シンプルな手順の説明を致します。
(既に鍋CAD部で四角が描かれいてるとします。)
@鍋CAD同画面上でコマンドパネル内「CUT」(黒色の丸で囲まれた所)をクリックします。
鍋CADはCAD作業画面からストレス無く、CAM作業に移行できます。
A緑で囲まれた丸の「カット開始」をクリックします。
B左下の緑の囲(メッセージボックス)に「加工原点を入力してください」と出てきます。
画面上の緑の丸の位置を今回は「加工原点」にする為、マウスをもって行きクリックします。
※加工原点は図形の中心にする必要はなく、加工者任意の場所で結構です。
C加工原点をクリックするとG54と共に右側「ツールパネル」に「CUT」のタブが追加表示されます。
※加工原点位置をクリックした場所にはデフォルトとして必ず「G54」と表示されます。
G54〜G59の設定方法は弊社有料講習か鍋CADサポート掲示板でお願いいたします。
D-1 右側の水色の囲みに加工条件(材質・厚さ)などの設定項目を選択いたします。
※加工条件設定等は「カットポスト編集」画面に移行して行います。
D-2 ツールパネルで各種加工を設定致します。
E一番最初に加工を始めたい要素(この場合、水色囲いの直線)をクリックします。
※要素 = 点・直線・円・円弧の事。 CUTE時、選択可能要素は直線と円と円弧
F水色の囲いの黄色の丸を「開始点」としクリックいたします。
※開始点は「点」要素や交点も可能です。
※一番最初に設定した、加工原点とFの加工開始点は違います。
加工原点=そこを基準に様々な場所を加工する為の基準になる点
開始点=加工したい輪郭の為だけの点
G開始点から始まり、加工したい輪郭の色が変化し、加工方向(矢印)が表示されます。
※1枚の板に複数個の加工場所がある場合、同一画面内作業でここまでの要領で行う。
H @〜Gの作業が終了したら、「カット終了」ボタンをクリックする。
I「カット終了」ボタンをクリックすると、ファイル保存ダイアログが出てくるのでファイルを保存。
J「カットポスト編集」で設定をしておくと、ファイル保存後、写真の様にワークナンバー入力ボックスが出ます。
番号を入力して「OK」をクリックした時点で、鍋CAM部の全ての作業は終了になります。
※ワークナンバーはNC加工機にファイル入力(転送)の際、加工を個別に認識させる為の番号です。
ファナック系は頭に「O」が付く「O0001〜O0999」などです。
K鍋CAD内「ツール」→「NC描画ツール」で鍋ビュワVer3.0を設定しておくと自動でソフトが立ち上がります。
ここで気になるNC文は編集します。(鍋CAD内で設定をしっかりしていれば、あまり編集はありません。)
L鍋CADは工作機械と通信することが出来ませんので、鍋ビュワでRS-232C通信を行います。
これで終了になりますが、鍋CADのCAM部は直感的に作業が出来ますので、時間をかければ十分習得は可能です。
短時間で即戦力をお求めの場合、弊社のオプション講習をご利用くださいませ。